先生

帰ってからニュースを見ていたら、ある事件を扱っていました。
加害者の男の子は不登校で、通っていた高校の校長が「何月何日に担任が様子を見に行った」と話していました。
僕は「その時だけでしょ」と思っていました。
毎日、様子を見に行くような先生はいないよ・・・そう思ったときでした。
b(-_-k) < あっ・・・。
不意に、僕は昔のことを思い出しました。
ごく最近のことを忘れても、あの頃のことは忘れていません。
僕が小学3年生のときのことです。
担任のTという先生がいました。
とても厳しくて、でも体育や休みの時間には一緒になって遊んだりする先生でした。
そんなある日、僕らのクラスに転入生の男の子がやって来ました。
でも、彼はすぐに不登校になりました。
その先生は、毎日、彼の家まで行き学校に連れてきました。
かと言って、次の日はちゃんと学校に来たわけではありません。
だから、翌日も家まで迎えに行っていました。
子供心に、僕はその先生が好きでした。
「大人の温かさ」のようなものがあったのだと思います。
僕も、そんな大人になりたいものです。
まだ昭和の時代、僕の思い出話でした。






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